帰化
自分が自分じゃなくなっていく感覚
でもそれは、無意識に完成された理想の自分から、どんどん素の自分へ戻っていくだけで
なにも変われない
そんな事を確信させるのには十分すぎるもので。
深く深く 落とされていく 底へ そこまで。
何を話せば
大切にされたとき、初めて私は大切にしてなかったことに気付く。
6月の水溜りに長靴を落としていったような。
もともとそんなに必要なものではないが
反射した空には、本当に色はあるの?
私には何が実体なのかは分からないよ
目に見える世界が正しいと思う理由は何?
もしかして、とても長い夢の中なのかな
水溜りの中の、もう一つの精巧な世界かもね
私は今 そうであればいいなぁ って思っている
こんな世界 生々しい程のリアリティ 呼吸
全部苦しい。
始まれば終わりがある
それで片付くはずなのに
それでも なお。
何を話せば良いのかも知ってるけど
なぜか知らぬまに こんな雨になったよ
また降ったんだなぁ、雨