いやに冷え込んだ9月の深夜

彼女の家のインターホンを鳴らす。

「遅いよ」と、眠たそうな目で彼女はこぼした

時計に目をやると時刻は2時半を示す

仕事終わりの体は酷く疲れ切り

まともに言葉を交わすこともなく

一目散にベッドに倒れこんだ

嫌なことがあったわけでもなく

良いことがあったわけでもなく

ただ日々を無為に繰り返すだけ

そんな毎日に疑問を抱いた

答えが見つかるのはいつになるのだろう